ドイツ滞在記2024 ③

6日目4/29() ~ケルンへ移動~

ドイツ行きが決まってすぐ、ドイツ及びテディベアトータルに精通されている方に相談に伺ったのですが、「テディベアトータル終了後、少しだけ観光するとしたら?」の問いに、「だったらケルン見ておいでよ!」と、お勧めされたケルンへ移動です。協会の皆様とミュンスターからICEに乗ってケルンへ。相変わらずスーツケースごと転げ回る私。先を歩く人達が時々心配そうに振り返ってくださるので、コケる瞬間を見られないように平気なフリして歩きます。

ケルンに到着したのはお昼ぐらいかな。駅からすぐのホテルだったので、ホテルにチェックインし、荷物を下ろします。説明を受けている時に、サウナがございます。ジムもございます。と聞いたので、サウナ好きとしては行かねば!と思ったのですが、え?ソレって、と聞くと、男女一緒です(笑)、裸でも水着でも大丈夫でございます。、、、、、、ってそれ、待ってーーーー!ハードル高すぎますーーーーー!!!裸の欧米の方と脱いだら貧乏神のような私がーーー!!しかも男女一緒にーーーーー!!無理ですーーーーー!!(笑)。

さ、目の前の世界文化遺産の大聖堂へ行きますか!さすがの世界遺産、観光客の人集りもすごく、あちこちから日本語も聞こえてきます。人々の進む列に従って中へ。このゴシック様式の大聖堂、大きさも相まってすごい迫力です。天井ははるか上、中のステンドグラスも美しく、見応えのあるものばかり。語彙力がなくて申し訳ないのですが、圧倒されました。

そしてせっかく来たので上へ登ろうとなりました。ケルン大聖堂は中の見学は無料ですが、チケット(6ユーロ)を購入すると上まで登ることができます。

塔の高さは157m、人は97mのところまで行くことができます。でもその手段は徒歩のみ。階段は533段!しかもそのほとんどが幅の狭い螺旋階段、すれ違うのも一苦労。踊り場はほとんど無くて、休憩するにも一苦労。

日がな1日すわってテディベア作ってるだけの私にはこの階段はキツかった。意欲だけは満々なのに、身体がついて行かない。息が上がってハアハアしながらもなんとかかんとか最後尾で遅れまくりながらも上に到着、感動!と思ったら、そこは中継地点。ここからは鉄製の階段を登ります!ぐるぐるでない分助かったと思っていたけど、もう既に足には乳酸が溜まり、ガクガク。でも達成感を求めてひたすら上へ。上まで登るとケルンの街並みとライン川を一望出来ました!美しい街。登ってよかったー!ってまたこの後533段の階段降りるんですけどね、降りましたけどね、ガクブルでしたよ(笑)

でもこれでビールが美味しいぞー!と、降りた後は皆でいそいそとビアホールへ。ああぁ、ビールが美味しい!アルコールは弱い方なので普段はあんまり飲まないのですが、ドイツのビール、特にこの時飲んだものは、ケルン特有のケルシュというビールで、苦みも少なく、のど越しも軽く感じてとっても美味しかったです。ちなみに、ドイツのビールの飲み方はわんこそばならぬ、わんこビール。飲み干したグラスはコースターをコップの上に置かないと次々新しいビールがやってきます。ここで注文したのはソーセージにミートボール、サラダ、そしてライス!ビックリしたのはミートボールとメニューにあったので、私が想像したのはいわゆる"イシイのおベントくんミートボール"的なミートボール。ライスに合うに違いない!と。ところがですね、出てきたのは、それはもはや巨大ハンバーグ。ソースナッシング!!肉々しい巨大おにぎり状のハンバーグがデン!!っと出てきて、こうきたかー!ってウケました。あ、でもお味は美味しくて、もち、ライスにも合いましたよ。皆でビールをグイッといきつつ、おいしい食事に舌鼓を打ちました。

なのに、ビアホールから出て、パン屋さんのトラップにハマり、パンを買う私達。だってー美味しそうすぎるんですものー。素通りできないんですものー。私は結局ひとつには絞れず2つ購入しました。踊る消費者とはまさに私のこと。1つはプレッツェルの形をしてましたが、これまたアイシングたっぷりの上にアーモンドスライスがたっぷり。食べるとクッキーとパンの中間のような食感でお腹いっぱいなのに、止まらない味でした。もうひとつはジャムの入ったドーナツ。こちらもグラニュー糖がしっかりまぶしてあって、美味しゅうございました。

そんなこんなで15時過ぎ、協会の皆様は別の場所に移動されるので駅までお見送りに!と言いつつ、明日ケルンからフランクフルトへ戻る時に乗る電車の説明を受けて、皆様といったんお別れ。ここからは主人と2人きりです。大丈夫か、私たち(笑)。

ホテルで休むことも考えたのですが、そこは貧乏症、もったいないよねーと、街へ、帰国後に渡すお土産を買いに行きました。ケルンはオーデコロン発祥の地だそうで、そのお店に行ってみたり、またここでもスーパーへ行ったりしました。ホテルに戻って、サウナ、、は行けないので、お部屋で久びさの湯船に浸かりました。ジャグジーもついてたので夕方は浮腫んでパンパンになった身体をひたすらぶくぶくしてました。

ドイツは夜も明るく、だいたい21時が暗くなり始める時間帯な感じでした。なのでのんびり、この日は21時半頃ホテルを出て、教えて貰っていた地元の人が行くビアホールへ。ここでもまたビールにシュパーゲルにシュパーゲルのクリームズッペを頼みます。あと1品、何にしようかとGoogle先生にメニューを調べてもらう私たち。しかし、Google先生、惜しい!手作りのうんたらかんたら、、、その、うんたらかんたらがそもそもなんなのか、分からない私たち。でも頼んでみよ!チャレンジメニューでしたが、これ当たりでした。とっても美味しかった。しかしミスしたのは付け合せ、美味しいからとつい頼んで、気がついた時にはあっちの付け合せも、こっちの付け合せもじゃがいもな状態。ま、これも美味しいし、こっちはボイルでこっちはグリルしてあるからね、と、自分に言い訳しました。

大満足の夕食の後はホテルに帰って、夕方お風呂に入ったので、シャワーも浴びずに爆睡です。

◆7日目4/30(火) ~ケルン2日目~

朝は少し早起きしてまたゆっくりジャグジーに浸かります。湯船ないと日本人はダメですね〜。特に私は長風呂派なので、湯船ないと入った気がしません。

身支度を整え朝食会場へ、このホテル、ホテル自体もすごく素敵だったのですが、朝食も凄かったです!私はエッグベネディクトを、主人はパンケーキを注文、もちろん朝食代に含まれています。そしてそれとは別になんだかすごいビュッフェ、マヨネーズもバターも一つ一つ小さな瓶に収まっています。可愛い!パンも美味しいので食べすぎちゃいますね、やっぱり。

朝食の後はケルン観光へ、まずはライン川に架かるホーエンツォレルン橋(Hohenzollern bridge)へ、行こうかどうしようか迷っていたのですが、道すがらなので行ってみようとなりました。凄まじい数の南京錠がかけられていて圧巻です!日本にもよくありますが、カップルの聖地的なことなんでしょうね。隣にはヴィルヘルム2世騎馬像がありました。あんまり知らないけど(笑)

さ、次は今日の1番の目的地、チョコレート博物館です!なぜにチョコレートと、思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、なんとチョコレートの生産量、ドイツが世界一なんです。消費量はスイスに次ぐ2位!なのでここドイツに世界最大級のチョコレート博物館があるらしいですよ!チョコ好きとしては見るしかないですよね。ちなみに運営はあのリンツが行っているそうです。

ホーエンツォレルン橋からライン川沿いを歩いて行きます!初日に恐ろしく寒かったのが嘘のような陽気で、来ていた上着も邪魔になるほど。パーティーをするレストラン船みたいなのがたくさん停泊していて、ワインやビールを積み込む様子を見たり、可愛い街並みを見ながら歩いていくとあっという間にチョコレート博物館に着きました。まず初めに入口でWelcomeチョコレートいただきます。中は製造工程や、チョコレートの歴史を学べる構造になっていて、見応えありました。途中には製造工程から、チョコレートが貰えるポイントもあったりして、子供に交じって列に並ぶ私。機械がウィーンと、出口にチョコレートを1個落としてくれます。いただきます。

そしてまた歩くとお次は巨大チョコレートファウンテン、お姉さんがウエハースをそのチョコレートファウンテンにつけて、それを渡してくれます!!美味しい。ちなみに私、勘違いされて2個頂きました。ズルっ(笑)

そしてオリジナルのチョコレートをオーダーできるポイントへ、やるっきゃないでしょー。トッピングを3つ選べます。私はHARIBOグミに胡桃と、フリーズドライのいちごをチョイス、主人はブルーベリーに、カットしたヘーゼルナッツ、HARIBOマシュマロトッピングにしました。45分後に出口で受け取ります。楽しみー!その後見た昔のチョコレートの自動販売機らしきものがめっちゃ可愛かったです!今もあればいいのに。

さ、出口です。出口でもまたでチョコレートを頂けます。そして自分のオーダーしたオリジナルチョコレートを受け取ります。あれ、想像より可愛くない。センスないねーと、2人で笑いました。でも美味しかったですよ!だってリンツのチョコレートですから。

で、ここのカフェのチョコレートケーキがすっごく美味しいと何かで読んだので、お昼ご飯をチョコレート尽くしにしようと、カフェへ、ライン川を臨むテラス席に陣取り(暑くて失敗でしたが笑)、チョコレートスムージーにフォンダンショコラ、チョコレートケーキと、チョコレートにまみれてきました。

残念だったのは楽しみにしていたチョコレートショップが棚卸しのためお休みしていたこと。仕方ないので、再入場させてもらって中の小さなショップへもう一度行きました。あ、この時はさすがに試食のチョコは貰いませんでしたよー(笑)。

チョコレート博物館の後は特になにも決めていなかったので、ぶらぶら歩いて行くことに、街並みが童話の世界のようで可愛いし、どこを切り取っても絵になるので歩くのも楽しい。ところどころ教会があるので、気になったら入ります。で、そのうちの一つの教会、ガラスのドアのマークが進入禁止マークに見えて、入り口が分からず、周りをぐるぐるさまようこと20分、ここしかないよね!と、もう一度ガラスのドアへ、よく見るとそのマークは赤い円の中に白い文字でziehen(引く)って書いてましたーー。うっわー!歳とりたくないねー、見えないよねー。やられたわー。と、ちゃんちゃん。無事中に入れました。

そして前日、ぶらぶらしてる時に見つけた教会、中庭が素敵でベンチでボッーと休憩してしまい、おじさんに「閉館だよ!」と、怒られてしまった教会へもう一度。この日はすんなり中へ。このSt. Maria im Kapitol、すごく美しい教会で、たくさんの観光客がいないせいもあるのでしょうが、静謐で、素晴らしい雰囲気。私はドイツ滞在中に見た中で一番ここが好きでした。見れてよかった!

この後はあまり精通していない私ですが、1箇所だけ見たかった美術館へ。現代美術の作品も多く展示されていましたが、お目当てはピカソの作品です。見れて満足。

この日は夕方16時20分発のICEでフランクフルト空港へ、夜20時45分発羽田行きの飛行機に乗ります。空港でふたたび協会の方と合流し、(帰りの飛行機が一緒だったので)チェックイン、出発を待ちます。待っている間、最後にもう一回!と、本場のソーセージを注文、学習したので、パンは要りません!付け合せはポテトで!と、お願い出来ました。

そしてベア達と撮影。そうしていると、隣にも同じように撮影している人が。ブルーのフェルトのネズミ、お名前はアンソニーくんだそうで、そのベアあなたが作ったの?この子(アンソニー)は私が作ったのよ、と、これでお友達ね、と、記念撮影させて頂きました。いい思い出だー!

◆8日目5/1(水) ~帰国~

さ、これで日本へ帰国です。帰りの飛行機の中ではたくさん眠りたかったので、酔い止めを飲んで乗り込みました。おかげで熟睡、機内食のときに主人には起こされましたが、もう食べる感じではなくただひたすらずっーと眠ってました。羽田到着の2時間ほど前、機内が明るくなり、軽食が出てきたタイミングで御手洗へ、この時に脱いでいた靴が入らないなーと感じはしたものの、ボッーとしてたのでかかとを踏んだまま行ってしまいました。いよいよ到着となった時、着圧靴下を脱いで、靴を履こうとしたら、なんということでしょう!脚がパンパンでは無いですか!今まで見たこともないような状態に浮腫んでいます。まさにゾウさん。くるぶしは何処へやら。靴は当然入りません。慌ててマッサージをし、スニーカーの靴紐を大幅にゆるめてなんとかかんとか足を収めて飛行機をおりました。主人には「くるぶし、ドイツに忘れてきんじゃないの?」と、言われる始末。これ、写真取っておけばよかったです!ちゃんと着圧の靴下履いてたんですけどねー。びっくりでした。エコノミー症候群って、あるなって肌で感じました。皆さん、長時間のフライトの際は気をつけてくださいねー!

羽田空港到着は日本時間の16:45分これでみなさんと解散となり、私たちは広島へ。

広島に帰りついたあと、速攻CoCo壱でカレー食べましたよ(笑)お米、美味しかったー!カレー美味しかったー!帰ってきたーって感じました。

さ、これで、私のドイツ滞在記はおしまいです。珍道中あり、トラブルあり、ものすごい経験をして、内容の濃い旅となりました。でもその全てが今後の私の糧になる気がしています。

結果に囚われず、行ってよかった!本場のテディベアをこの目で見て、触れて、その世界観を肌で感じることが出来てとっても勉強になった。心からそう思えます。

またドイツの地を踏むことを目標に頑張ろうと思います。

拙い文章に、最後までお付き合い下さりありがとうございました。